相手を納得させて、こちらの思いを通す人。論破すること。自分の信念を曲げずに思いを通す人。そういう人がかっこいいと思ってたし、そんな人になりたいと思ってました。みんなに慕われる先輩とか。お察しの通り、そんな人物像から程遠い人間であります。
「へぇ、そうなんですか。なるほどね。でもこんなふうに思っちゃうんです…私はね?」「昨日言っていたことと違う…?じゃあ、そうなのでしょうね。今はこうかな、たぶん」ああ、なんとお恥ずかしい。論破させるほどの説得力も、人を惹きつける揺らがない信念も特にないんです。
言動もさることながら、息子を出産し守る存在が増えたので全く無敵じゃない。「お前なんか母親失格だ!」と言われるもんなら、大泣きで部屋にこもります。「そんなん言わんとってよ」ってわんわん泣くと思います。
二十代の私が聞いたら悲しむと思います。その頃は社会で活躍することが大人だと思ってたから。多くの人から慕われて、積み重ねた行動を評価されることが美徳だと思ってました。でも、そんな人って一部ですよね。きっとね。
今の私はとても弱い。特に息子のことが一番弱い。一日中彼のことを考えて、答えのない選択をしています。正しいのか間違っているのかさえ分かりません。恐らく30年後の答え合わせで分かるのでしょう。「あの時の選択、間違ってなかった」と。
揺らぐ自分に戸惑いながら、でもこんな人生を望んでいたんですよね、私は。大人という概念をアップロードさせながら、今日もブログを書いております。
そんな私の2冊目の本ができました。「自分に帰る途中」暮らしのエッセイを綴っています。