「役に立つってなんだろう?」を考える面倒くさい私です。しかも、その面倒くささが嫌いじゃないタイプ。でも、息子といるとそれを払拭してくれます。一歳の息子には”役に立つ”なんて概念ありませんから。目に入れば手にする。気になれば行ってみる。行動原理はそれだけです。でも、そんな時間も嫌いじゃない。
子どもが生まれるまでは、たくさんの本やおもちゃを買ってあげたいと思ってました。ネットには知育玩具など調べればキリがありませんから。当然買って与えてあげるべきだ、と思ってました。妊娠中に頭をパンパンにして妄想していたんです。
実際に息子と過ごして気づいたことは、”そんなに多くのおもちゃはいらない”と言うこと。今の一歳二ヶ月の感想です。我が家に、おもちゃはないわけではありません。ぬいぐるみ、ブロック、パズル、音の鳴る絵本など、それなりにあると思います。例えば、身体を動かすのはボールとバランスボードと言うように、遊ぶ種類の幅はあるといった感じです。
数がないので、ボールで遊びたい時は一個のボールで遊びます。ブロックも一種類だけ。パズルも一種類だけ。それでも今のところ、毎日飽きもせずずっと夢中に遊んでいます。毎日8ピースしかないパズルを、楽しそうにひとつずつ入れてます。…なんと、お財布に優しい息子なんだろう。
おもちゃで遊ぶというよりも、一緒に手を叩いたり、首を振ったり、おんぶをして家の中を歩いたり、そっちの方が楽しいみたいです。声を出してケラケラ笑います。首を振ったと思えば、突然やめて見たり。音楽に合わせて手を叩いていたのに、だんだん早く叩いてみたり。言葉にするとよく分かりませんが、息子には大ウケです。喋らないけど「もう一回やって!」と要求されます。これが、意外と楽しいんです。
知育とか教育云々は知りません。多分そういうのは効果が薄そうです。だって手を叩いているだけですから。でもね、息子と手を叩いている時間とても幸せなんです。「生きててよかった」って思います。私はね。
と言いつつ、身体を動かすのが好きな息子に何を買ってあげようかな、って調べてるんです。おかしいですよね。頭では分かってるんです。一緒に手を叩けばいいって。どんなに高いおもちゃよりも、一緒に笑って過ごせる時間が幸せって体験しているのに。不思議ですよね。
息子が寝てからネットサーフィンする時間も含めて、役に立っていないんですよね。だから、息子が空を指差したり、虫を眺めたり、椅子に登ろうとしたり、それの方が意味のあることだと思うようになりました。大人からしたら「なんでそれするの?」の極みですが。
今朝は夫の歯磨き粉を持ってきてくれました。おもちゃ箱に入れてたので、お気に入りに追加されたようです。相変わらず、お財布に優しいようで安心しました。