MENU

子どもがいると、知らない人に頭を下げる回数が増えた

「すみません…。」この一年で何度言ってきたのでしょうか。振り返れば、「すみません多分、陣痛きました。」そこからスタートした気がします。

息子は第一子で何もかもが初めてです。抱っこの仕方、おむつの替え方、ミルクの飲ませ方など、助産師さんに教えていただきました。そこで知ったのは、医療従事者の存在です。私は大きな病気や怪我をすることなく生きていました。結果、医療に触れる機会があまりなかったんです。健康はいいことですが、どこか”誰にも頼らないことがいいこと”と思っている節もあったんだと思います。

「なんで、こんなに親切に教えてくれるんだろう」助産師さんを、そんなふうに思ってたんです。助産師さんからしたら、患者さんにサービスをしているだけ、だと思いますが。私にとっては、初めて医療を実感した経験でした。これが想像以上に衝撃だったんです。「誰でも一人では生きていけないんだな」と気付かされたので。当たり前なんですけどね。健康な成人女性は、勘違いできるほどに独立できちゃったと思います。医療からも、社会からも。

医療を受けるべき弱者になって、初めて見えてきました。行政や医療とか、地域の人や家族や友人の存在。今まで気に留められなかったことも、よく見えるようになりました。それは、”みんな助け合って生きている”ということ。

ベビーカーで電車に乗ると、席を譲ってくれる人もいます。降りる時に手伝ってくれる人もいます。「エレベーター乗れますよ」と場所を開けてくれる人もいます。私はそんな人の親切さを知らずに、大人になっていたのですね。ああ、なんと恥ずかしい。

子どもがいる親は肩身が狭いです。ベビーカーも場所取るし、子どもは暴れるし叫ぶし、周りはもちろん親だって白目剥いちゃいます。でも、それが社会なんですよね。今ならあの時の友人に言えると思います。「めっちゃしんどいよな。お疲れ!」って。

先日電車に乗りました。並んでいたけど順番を抜かされて、おじいさんがエレベーターに乗って行きました。私たちは次まで待たないといけません。「ま、そういうこともあるよね」そう笑えるぐらいの母ちゃんでいようと決意しました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次